生まれて初めての模擬授業お疲れ様でした! 文学に挑んでくれて、 みんなの学びにもなったと思います。 小説はやっぱり生徒の記憶にー心に残ります。 「論」とは違って、 具体的な色形のある世界を味わうからでしょうね。 だからこそ、そして、教室でわざわ…
進学校でよく使われている「ちくま評論入門」「ちくま評論選」の解説へのリンクを貼っておきます。私が書いたものです。生徒は、試験前、これを手元に置いて準備してたなあ。高校の教科書や入試問題で読んでいたような評論をもう一度、しっかり読んでみたい…
まわしよみ新聞の実践記事。 朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASL6P0D6RL6NPTIL05S.html 三省堂https://tb.sanseido-publ.co.jp/kokugo/Info/magazines/h-kokugo/pdf/pr_16_sum/2016_sp03.pdf むつさん読売教育賞2017 https://kyoiku.yomiuri.co.jp/…
NHK国語表現を参考に序論本論結論とは何かをまとめると下のようになります。https://www.nhk.or.jp/kokokoza/kokuhyou/contents/resume/resume_0000003564.html?lib=on ⭕️序論は、問題を提起した上で、結論を予告する。⭕️本論は、序論で述べた問題提起に対す…
(学生さんからのある質問)一部略私がとある大学の先生たちと話している時に「学生の文章力が著しく低い。論文指導するのも辛い」と言われました。そういえば、先週の模擬授業で今時の学生は本も新聞も読まないということを同じグループになった人たちに教…
お疲れ様でした。 難題に挑む心意気やよし。 自分が読んでわからないところは、授業のキモです。 生徒もわからない。 しかしそこを突破すれば、 雲の中を突き抜けるように全体が見えてくる。 そういう箇所があるのです。 それを見つけるのも、 教師の力量。 …
根源的な自発性を自発的に涵養する : 国語科教育法という場https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/record/2000092/files/KU-1200-20230720-05.pdf ⭕️または以下の2022 https://www.kansai-u.ac.jp/kyoshoku/statistics/report.html kansai-u.repo.nii.ac.jp
一夜、六夜、そして七夜を通して。 自分という一人の話者が見た夢という立場から見てみたい。 彼の心の中のある状態がこれらの夢として形作られているとすると、 そこにはある感触が共通していると思われる。 それは、 不安や迷いの沸き立ちと、それに対抗し…
客観的な対比として読んでしまうと 違和感があふれる。 しかし現場では評論の対比スキルのための教材としての需要がある。 ーーいつも、教科書に採るか否かの議論が紛糾します。 飯間さんの日本の東西の分け方についての文章は、 水の東西の分け方に対するダ…
●出た意見例メモ 2023/4/22分 夢十夜第一夜 ・夢だとはじめに言ってしまうわけは?・女と自分の関係は?・自分はこれを夢だと自覚しているのか?・女という呼び方から、知らない人なのでは?・死にそうに見えない→死ぬな、の変化はなぜ?・女は「自分」に向…
・コインは円形か、のポイントは、表現のしかたによって見方が変わる、ということです。 ⭕️本来のレトリックとは、私たちの認識と言語表現の避けがたい一面性を自覚し、それゆえに、もっと別の視点に立てばもっと別の展望がありうるのではないか……と探求する…
「コインは長方形だ」への違和感があんなにあるとは思いませんでした。 「コインには視角によっては長方形にも見えるよね」に同意してもらうことが、議論の出発点になってるのですが、そこでつまずく 可能性があるということがわかりました。 導入の事例とし…
原発にあらがい続けて〜早川篤雄「福島からの伝言」〜見てほしい番組です。 僧侶であり、国語教師であった早川篤雄さんの人生が、 ご本人の語りとともに紹介されます。 番組内で ともに 福島原発の建設の反対運動を展開していた やはり国語教師の 吉田信さん…
ディベートは世界を失わせる。 https://twitter.com/yamagiwa_j_bot/status/1631554830295547907?s=46&t=iTj_QLLZ8YVLe-Ez3AFdVw
土5限(国語科教育法)のような場が成立する条件は何なんだろう? そう思い、レポートを読み直し、 その観点を中心に抜粋し、整理してみました。 参加者が気づきを得、全体の中で進化していくためには何が必要なのか。 みなさんも考えてみて下さい。 (視点…
「古典」と聞いて思い浮かべる国学的な古典のイメージから、確かな思考の土壌としての古典への古典観の転換が必要だとずっと感じている。 「大学生にオススメな本のリスト」をアメリカの有名大学が公開、大学生は一体どんな本を読むべきなのか?https://giga…
自分の受けてきた古典の授業のやり方でいいのか、が話題になりました。 1 文法の基本知識を一通り学ぶ。辞書の引き方を学ぶ。 2 本文をノートに写す。 3 自分なりに品詞分解と現代語訳をして授業に臨む。 5 授業で当てられたら、訳や文法を答える。 4 先生は…
ICTの利用価値は、 二つに分けて考えてください。 1 従来のスライド的な使い方。 これは、明治時代からやってます。 幻燈が、 プロジェクター、パワポ、 電子ファイルに変わっただけ。 全体にテキストを映すというのも、 黒板に書くことの代替。 ただかんた…
「パソコンでプログラミング(創造)はできますがスマホではできません。似たような事はできても、誰かが作ったものを使っています。」 この指摘は、 じつは言語に関わる重要な問題です。 言語には、 社会を支配し、 構成する力がある。 そして、 ある時空にお…
文章を理解するとき、 部分と全体の問題は、 本質的な課題となります。 部分が全体を支えるだけではなく、 全体もまた部分を支えているからです。 事実と意見から成る部分的ブロックが、 幾層にも積み重なって 文章全体が構築されます。 ただ文章は、 図形や…
木の葉は赤や黄に。 図書館の森にも落葉満ち敷く。 試験前日の木曜から 閉館は三時になります。 試験が終われば十二月。 三年生は、 授業によっては 一月の共通テストに向けて 問題演習をしています。 国語の問題集の中に こんな詩が載っていました。 一行一…
今日は漢字の取り立て授業の提案でした。 漢字の問題は、 教室でのタブレットの普及に伴い、 ますます問題化してくると予想されます。 漢字の表音文字化は どんどん進んでいる実感があります。 生徒の誤字の中に以前では考えられないような、 同音異義の使い…
羅生門――「なぜ」と過程 次のような質問がありました。 「授業の最後におっしゃっていた「なぜそうなるの?」の発問に関してです。これは、その考えに至った過程を一つずつ解きほぐすように問うていく、という認識で間違いないでしょうか?」 その通りです。…
「方法はもっと緩やかな体験的なものを採用するのがいいのではないでしょうか。」 というご意見を補足し、 実際に行われている方法を 少し紹介します。 「国文法」を発見したのは、 江戸時代の国学者たちです。 彼らは、彼らにとってもすでに「古文」であっ…
I was born 吉野 弘 確か 英語を習い始めて間もない頃だ。 或る夏の宵。父と一緒に寺の境内を歩いてゆくと 青い夕靄の奥から浮き出るように、白い女がこちらへやってくる。物憂げに ゆっくりと。 女は身重らしかった。父に気兼ねをしながらも僕は女の腹から…
●元同僚の名訳です。 『舞姫』森鴎外 現代語訳(by 岩本幸一) 石炭はもう積み終わったようだ。二等船室のテーブルのあたりはとても静かで、アーク灯の明かりが煌々と輝いているのも、妙にむなしい。今夜は、毎晩ここに集まるトランプ仲間もホテルに泊まって…
「その子二十」の模擬授業から取り出しておきたいことを三つ。 ■三つの美しさ ア 音の美しさイ 字面の美しさウ イメージの美しさ Y君のと少し言葉は変えたけれど、三点に整理された「鑑賞のポイント」は、的確だし、記憶しておくべきことだと思います。 ア…
協議で言及してくださったように、 この作品の特徴は、 視点人物(チサ)と語り手の〈ズレ〉にあると思います。 かつ、「あとがき」に書かれていたように、 「いずれも幼い者を主人公にした」作品だという点が特異です。 保育園児は、「語り手」のような語彙…
今回の模擬授業には、教材の開発というテーマがありました。教科書をやる。なぜなら、それは教科書だから。そういう態度を超えていくものがここには潜んでいます。 この自発性は、教育という仕事において、決定的に重要です。 この作品を読ませたい。そこが…
うっすら思っていたことだが、やはり、そうだったのか。予備校の英語の先生。 https://twitter.com/newfield114/status/1576912962681327616?s=46&t=f-RCunYeTzuzJ6nLutfRxw 「進学校の先生方にご提案なんですが、「英文和訳」を授業や定期テストの中で扱っ…