国語教育いろいろ

高校、大学の現場での議論のいろいろです

2023-11-21から1日間の記事一覧

言語文化としての「夢十夜」

先日の模擬授業などを通して、思いついたことを書いておきます。 第一夜には「夢」「男と女」「生死」「時間」といったモチーフが出てきます。 そう思ってながめると、これは古典とつないで考える単元が構想できるのではないか、と思ったのです。「夢」つな…

万博についての討論の授業

(2018.12)*5年前に万博について討論する模擬授業が行われていたことを発見。大学生おそるべし。ーーーー実際の教室でやってみたいと思うアイデアでした。高校生にやらせるなら、●万博を意義あるものにするための課題は何か?という問いかけにしようと思い…

伊勢芥川ー思いを遂げた瞬間、失うということ

(2017.4)【伊勢物語芥川の模擬授業後】今日の伊勢の芥川について、あの話は、「想う人と思いを遂げたと思った瞬間にそれを失う」という、一つの話型なのだと気づきました。帰りの電車で。 あそこで永遠に失われたのは、「あれはなあに?」(不安)「あれは…

夢十夜第一夜の模擬授業

生まれて初めての模擬授業お疲れ様でした! 文学に挑んでくれて、 みんなの学びにもなったと思います。 小説はやっぱり生徒の記憶にー心に残ります。 「論」とは違って、 具体的な色形のある世界を味わうからでしょうね。 だからこそ、そして、教室でわざわ…