人間はおそらく、
日常のほとんどの時間、
考える前に行為しています。
人間は、
自分が思っているより
オートマティックな存在でしょう。
オートマティックな行為の一々を
言語的に判断することなく、
また、
言語的に記憶することなく、
こなして生きている。
それは、
人間は、
自分が思っているより
自由ではない、ということを意味します。
例えば人間は、
時代に色づけられて、
ある環境の中に囲い込まれ、
その時代が戦争の時代であるなら、
オートマティックに人を殺す。
しかし人間は
同時にオートマティックに抵抗する
唯一のいきものです。
言葉がほんとうの意味で現れるのは、
その抵抗の場面ではないでしょうか。
私は○さんの投稿を読んで、
そんなことを思い、
このことを核として授業を構想したいという思いに逢着しました。