国語教育いろいろ

高校、大学の現場での議論のいろいろです

春を。平和を。ー図書館メルマガより

梅満開。

香りが風に乗って広がります。

 

登校日もたくさんの本が借りられました。

ゆっくり読めているかな。

 

今年の貸出数は例年より2800冊(!)近く多かったのです。

自発的・習慣的に本を読む人が増えているのはうれしいことです。

借りられている本の種類を見ても、

さまざまな世界への関心が広がっているのを感じます。

 

登校日、

加藤陽子 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を借りた人がいました。

別の人は、

「ロシア」「ウクライナ」「プーチン」 という語を含んだタイトルの本を借りていきました。

世界が揺れています。

 

梅の花にまとわりつく小鳥のさえずりを聞くとき、

耳の奥底で亡霊のように砲声が響きます。

 

平和を。

平和を。

https://youtu.be/sy7Xj8Xjd40

 

 

一年生のみなさんは(もしかしたら二年生も)、

教科書でティム・オブライエン待ち伏せ」 という小説を読んだでしょう。

 

1969年のある未明、

ベトナムの密林の中で「待ち伏せ」する米兵。

語り手は、

その過去の一瞬がもたらした幻影に今も苦悩する――。

この作品は『本当の戦争の話をしよう』という本の中の一篇です。

 

 

「禅僧ティク・ナット・ハン―怒りの炎を抱きしめる」 という番組の動画があります。

https://youtu.be/7bCUL1wyVh0

 

ティク・ナット・ハンは、

ベトナム出身の禅僧。

 


ベトナムの戦争の時代を仏教者として生き、

〈怒りの炎〉を鎮めることを説き、実践しました。

米国のキング牧師とも相通じ、

ノーベル平和賞候補にも推薦されました。

 

長く祖国に戻れませんでしたが、

フランスに拠点を置き、

「マインドフルネス」の教えを世界に広めました。

 

番組の45分過ぎ、

かつてベトナムで戦ったアメリカ人の話が出てきます。

待ち伏せ」を読んだ人には

より深く胸に刺さることでしょう。

 


そして同時に

怒りや憎しみを乗り越える道がはっきりと見えることでしょう。

 

ゆっくりとした時間に

ぜひご覧あれ。

 

追記。

次の映画もどうぞ。日本語字幕設定可能。

https://www.youtube.com/watch?v=DRObW9noiVk

 

 

 

 

 


 
ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』【933/O/ 】
ティク・ナット・ハン『怒り―心の炎の静め方』【188/T6/ 1】
ティク・ナット・ハン『ブッダの幸せの瞑想 マインドフルネスを生きる―ティク・ナット・ ハンが伝えるプラムヴィレッジの実践』【188/T6/2】